化学療法の方法
投与方法
がんに効果を示す薬剤は100種類近くあり、その中には、経口剤(飲み薬)もあれば、注射剤もあります。また、その投与期間や作用機序(効き方のメカニズム)も様々です。
注射剤では、静脈内に投与する静脈注射(静注、点滴静注)が最も多く用いられる投与法で、ゆっくり点滴で投与する場合と、短時間で投与する場合があります。筋肉注射や腹腔、あるいは臓器や腫瘍そおおおに直接注射する方法もあります。このほか、がんに栄養を送っている血管に薬剤を注入する動脈注射が行われることもあります。
一方、錠剤、カプセル剤、顆粒剤などの飲み薬を長期間服用する方法や肛門から座薬で投与する方法などもありますが、体内に吸収されにくい薬剤も多く、種類は限られています。
妻は現在点滴での抗がん剤治療を行っています。
主治医の先生からの説明では今後は点滴治療(48時間の点滴)を月2回、計8回~10回(約半年間ほど)ほど行い、その後は外来での点滴治療をする形になりますと言われました。
なぜ8回~10回と言うと、妻が使用する薬は「FOLFOX」といったものと「アバスチン」といったものを用いるとのことでした。その薬を8回以上行うと副作用で手足にかなりのしびれがきて日常生活に支障がでてしまうため10回が限界だおtおっしゃっていました。
最初はその都度腕に点滴針を入れ、行うのかと思いましたが、健康骨あたりに「皮下埋込型ポート」を使用しそこから点滴治療を行う形になりました。
最初の入院はポートの埋め込みもあるため一週間程。
入院した次の日に手術しポートを埋め込み、
(←これがそのポートになります。手術自体は簡単で婦長さんはそんなに痛くないよとおっしゃっていましたが、本人に聞くとかなり痛かったそうです。
麻酔注射も1本じゃたりず、2、3本投与してもらったと聞きました。)
翌々日から点滴治療を開始。点滴治療は約2日間程度。
1週間後に抜糸を行い、1回目の点滴治療を終えました。
1回目の点滴は「FOLFOX」といったもののみでした。
多剤併用療法
タイプの異なる抗がん剤をいくつか組み合わせて投与することで、薬剤の作用を相加・相乗的に高めることを目的とした方法です。
一般的には、副作用を分散させることができる(同じ種類の強い副作用が少ない)組み合わせのなかから、効果の相性がよいと考えられているものを選択した多剤併用療法がおこなわれています。
多くの場合、同一の多剤併用療法を数回以上繰り返すことで、最大の効果が得られるようになります。ただし、効果が思わしくない場合や副作用が強く出てしまった場合などには、組み合わせを変更することもあります。
このほか、がんのタイプ、状態により、単一の薬剤を長期に服用する方法もあります。
上記で説明した「FOLFOX」という薬はいくつかの薬剤を合わせた名前みたいです。先生もまずは様子見でこの薬をいれ、状態によってはいろいろと変更していくと説明をしてくださいました。
投与スケジュール
学療法は、通常決まれたスケジュールに従って投与が行われます。そして抗がん剤を投与した後には、しばらく投与しない時期を設けることがあります。、この時期は休薬期とよばれ、抗がん剤によってダメージを受けた正常な細胞が再生するための機関として設けられています、
副作用が強い場合は、投与スケジュールを変更して薬剤の量を減らしたり、休薬期を長くすることもあります。このような場合、抗がん剤の種類を変更した別の治療スケジュールを組むことも選択肢の1つとなります。
妻の投与スケジュールは月2回 48時間の点滴を半年かけて8回~10回ほど行うとのことでした。1回目、2回目は順調だったのですが、 2回目の化学療法が終わった一週間後に白血球の値は3桁に落ちるといった事態になりました。当然そのまま緊急入院。
また血小板の値も通常12万ぐらいある値が4万まで減り、感染症を起こす危険性も出てきてしまいました。
白血球の値を上げるには注射しなないようです。(またその注射がかなり痛いとのことです。)その痛い注射を3日間連続で打ち、なんとか1週間後に値がなんとか退院ができる数値まで戻りました。
当然のことながら3回目の点滴治療が延期され、薬剤の量も減らすといった処置になるそうです。