アバスチンによる治療は?
どんな人がアバスチンの治療を受けられるの?
アバスチンの治療は、大腸がんの患者さんのうち、手術ができない患者さんや再発大腸がんの患者さんが対象になります。
妻の場合は大腸癌だったのでこの治療をうけることになりました。特に再発ということでもないし、すでに手術を行いがんに関してはすべてなくなっている状態ですが、この治療を受けています。
アバスチンによる治療について慎重に検討する必要がある患者さん
安全に治療を行うためには、アバスチンによる治療について慎重に検討しなければならない患者さんもいます。
治療の前には十分に検査を行いますが、次のようなことに心当たりがある方は先生に相談しましょう。
- 脳に転移があると診断されている方 → 原則として、アバスチンによる治療は行いません。
- 胃潰瘍などがある方
- 大きな手術をうけて間もない(1ヶ月以内)の方
- 血が止まりにくい体質の方
- 血を固まりにくくするお薬による治療を行っている方
- 動脈や静脈の中に血のかたまりができている病気(脳梗塞、心筋梗塞、深部静脈血栓症、肺塞栓症)にかかったことのある方
- 高血圧症の方
- 高齢の方
- 妊婦または妊娠している可能性のある方