アバスチンの投与方法
アバスチンを使った治療方法は?
アバスチンは単独で使用しても効果が見られません。
次のような国内で使用できる標準的な「お薬を組み合わせてつかう治療法」と一緒に使うことにより、病状の悪化を防いだり、生存期間を延長させることが分かっています。
- 注射または持続静脈内投与による5FU+レボホリナート
- 注射(短時間静脈内投与)による5FU+レボホリナート+イリノテカン(IFL療法)
- 持続静脈内投与による5FU+レボホリナート+オキザリプラチン(FOLFOX療法)
なお、これ以外の国内で使用できる標準的な治療法と一緒に使ったとき、「効果があるかどうか」「どのような福作用があるのか」についてはわかっていません。
アバスチンを使った治療方法は?
アバスチンは静脈から点滴注射します。1回あたりの治療に必要な量は、患者さんの体重から計算します。
- 最初に治療する時は90分かけて点滴注射します。
- その際、特に副作用がみられなければ、2回目以降の点滴時間は60分で行ってよいことになっています。さらに2回目以降の投与で問題がなければそれ以降の投与は30分で行えます。
投与方法スケジュールは?
アバスチンの治療は、2週間以上の間隔をあけて行います。つまり、1回治療を受けた後はすくなくとも13日間はお休み(休薬)します。これを繰り返して治療を受けます。