癌って何?
『がん』ってそもそも何?
私たちの体はたくさんの細胞からできています。正常な細胞は、一定の秩序を保って増殖し、声明を維持するための活動を行い、そして死んでいきます。
その秩序を調節してるのが「遺伝子」です。
がんのなかには遺伝性のものもありますが、多くの場合、様々な外的要因(発がん性物質、放射線、紫外線)にさらされることによって発病します。具体的には、遺伝子に傷がつき、細胞の秩序を調節できなくなった結果、無秩序にぞうしょくするようになったのが、「がん」の状態です。さらに、その増えた細胞は、他の場所に移ることがあり、そこでも限りなく増え始めます。
この限りなく増える細胞を「がん細胞」、その集団を「がん」と呼びまさす。ですから、「乳がん」が肺へ転移してもそれはあくまで「乳がん」であり、「肺がん」とは呼びません。
がん細胞は、体の栄養分や正常な機能を奪っていきますので、そのままにしておくと生命を脅かすことになります