消化器症状について


吐き気・嘔吐・食欲不振

吐き気・嘔吐・食欲不振などの消化器症状は、ほとんどの抗がん剤で起こる副作用で、薬剤が消化管粘膜や嘔吐中枢を刺激することで起こります。
以前は、治療を受けるうえでもっとも辛い副作用に挙げあれていましたが、最近では吐き気・嘔吐を和らげる薬剤が新たに開発され、かなりコントロールできるようになってきました。
症状や程度には個人差があり、軽い吐き気をかんじるだけの人もいますし、嘔吐が数日続く場合もありまう。吐き気がつらい時は我慢せず、先生、看護師さんに相談してください。

妻の治療スケジュールをみていただいてもわかりますが、まずは吐き気止めの薬をいれてから化学治療が始まります。実際妻から吐き気がひどいとかはあまり聞かないので、点滴治療の前の吐き気止めがかなり効いているのだと思われます。

吐き気・嘔吐をや和らげる工夫に関して

  • 食べることで、吐き気を誘う恐れがあります。食べたい物、すきなものを食べたい時に無理をせず食べましょう。
  • 食欲がない時は、脂肪の多いい食品や脂っぽい料理は避け、酸味のある食品やさっぱりした料理が食べやすいようです。
  • 脂っこいものや消化の悪いものは、胃に留まる時間が長いので避けましょう。
  • 熱い食べ物のにおい

下痢

下痢は、薬剤が腸管運動を活発にするため、または長官粘膜を障害するためにおこります。1日に何回も下痢をしたり、腹痛がひどくなってりした場合には、医療スタッフまで相談してください。
必要に応じて、下痢止めの薬剤が処方されます。また、下痢のときは脱水症状にならないうように、水分をこまめにとっておくことも大切です。

口内炎

口内炎は投与後2~14日目ごろに現れ、ほとんどは治療終了後に完治します。
口内炎には薬剤の直接作用による場合と口腔感染による場合があります。口内炎を予防するためには、口の中を清潔に保つことgが大切です。
妻も治療の入院のたびにアイスクリームを買っています。口内炎ができやすくなるためアイスクリームを食べるようにしているようです。

予防方法

  • うがいは、朝起きたとき、朝・昼・夕食後と寝る前の最低5回はおこないましょう。うがい薬が処方されている時は必ず使用してください。
  • 毎食後30分以内に歯磨きを行いましょう。歯肉をきづづけないように歯ブラシは毛先の柔らかいものを使いましょう。
  • 水分を取り、口内を常に湿らせておきましょう。
  • 口の中がしみたり、口内炎や口内潰瘍による痛みが生じるようであれば先生、看護師さんに相談してください。

脱毛

脱毛は毛根の毛母細胞が障害されることによっておこります。個人差はありますが、治療開始2週間~3週間後からはじまり、治療終了後3~6ヶ月で再び生えてきます。
脱毛は上記説明通り、化学治療を行い、2回目以降から始まりました。途中白血球の減少により治療を1回キャンセルした時は脱毛はやはりおさまりました。続けて治療をしてく上ではどうしてもさけられないようです。

また普段より未来キープシャンプーを使うようにしました。ちょっと高いんですけど、このシャンプーを使うことによってだいぶおさまったので、使い続けています。
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対策

治療が終われば毛髪は再び生えてきます。それまでの間、カツラ、帽子およびスカーフなどを使ったおしゃれを工夫しましょう。

  • 刺激の少ないシャンプーを使いましょう。
  • ドライヤーは低温で使いましょう。
  • できれば、治療開始前の段階で毛髪を短めにしておきましょう。

過敏反応(アレルギー)

薬剤が体質に合わないとき、アレルギー反応を起こすことがあります。投与中や投与直後に起きることが多いいです。時には数日後に、じんましん、皮膚の発疹、皮膚または目のかゆみなどの症状としてあらわれることがあります。

対策

点滴中に下記の異常を感じた時はすぐにナースコールでしらせましょう。

  • 息苦しい
  • 顔がほてる
  • 胸が苦しい
  • 汗がでる
  • 心臓がどきどきする
  • 発疹がでる。

顔のほてりは毎回でているようです。治療後迎えに行くと顔色がかなり良いのです。妻の場合は貧血気味であるせいか、顔色が白いのですが、治療後はほてっている感があります。

末梢神経障害

治療開始後、手足・口のまわりのしびれや痛みが出現することがあります。これらの症状は、体の動きをコントロールする運動神経や脳障害ではなく、末梢の感覚神経生涯によるものです。動かなくなるといった心配はありません。すべての抗がん剤で出現する症状ではありません。

冷たいものに触ったり、冷やしたりすると症状が出現しやすくなったり、悪化することもありますので、保温をこころがけてください。
これはかなりあるようです。冷たいものを触ると指先が「ピリピリ」するようです。たとえているならドライアイスを触った感じとよく妻が言っています。

倦怠感(だるさ)

化学療法を開始すると3~4日後から異常に疲れる、物事に集中できないといった倦怠感に関連した症状がでてくることがあります。原因はさまざまで、明確にはなっていませんが、治療に伴うストレスが倦怠感を悪化させる一因になっているのではないかと考えられています。

妻の場合初回の治療の際は倦怠感ににて症状がでていたことを覚えています。当初は「がん」であることを告知されなかなか自分自身で受け入れることができず、いろいろと悩んだことでしょう。(夫である私自身も受け入れられるまで相当時間はかかりました。)今では本当に淡々と入院をしに行く感じて、DSのポケモンゲームにはまっています。

対策

  • 十分な休息と睡眠をとりましょう。
  • 疲れたと感じた時は無理せずに体を休め、体力を温存しておきましょう。
  • 散歩など軽い運動をするようにしましょう。
  • 家族や友人と会話を楽しんだり、音楽を聴くなど、好きなことをして気分転換を図ることが大切です。

腎障害

抗がん剤の多くは、腎臓から排泄されます。このため、腎臓は高濃度の抗がん剤にされされて、障害を受けることがあります。
腎障害をおこしやすい抗がん剤では、尿量を増やすことで、腎臓の負担を軽くする処置が行われます。具体的には、水分を大目にのんでいただいたり 輸血の点滴を受けていただきます。また十分な尿量が得られない場合には、利尿薬を投与することもあります。
排尿時に違和感がある場合やあるいは尿量が減っていることに気づいた場合はすぐに相談しましょう。


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