大学病院での治療


抗がん剤治療をする上でもう一つ重要なのがポートの設置です。
カテーテル

抗がん剤は直接体に薬を入れるのですが、血管に針を刺して行うと血管がぼろぼろになってしまうそうです。そこで左肩胛骨のあたりに500円ぐらいの大きさのポートを設置しする必要がありました。

ポートの管(カテーテル)は心臓部分まで伸びていて血管に針を刺すのではなくポート部分に針をさし薬を入れる形になっています。

設置はもちろん簡易的な手術になりますのでそれなりの痛さはあると思います。

こんな会話を先生と妻はしていました。

「このポートは最終的に外すんですか?」

「基本はこのまま一生つけたままにしてもらいます。」

「手術は痛いんですか?人にもよるけど部分麻酔をするからそれほどの痛みははないんじゃないかなぁ」

「はい。わかりました。」

しかし現実は違いました。
たしかに周りの患者さんに聞くと「私は全然いたくなかったわよ~」なんて言う人もいるにはいたのですが、

妻にとては地獄の30分だったそうです。

「あまりにも痛くて先生をはたいてやろうと思ったよ」

なんてことを言っていました。


入院での抗がん剤治療

入院による抗がん剤の治療が始まりました。だいたいペースは2か月に3回のペースだったと思います。

入院する日数は2泊3日

なぜ入院しなければいけないのかというと、今回使用する「エルプラット(オキザリプラチン)」という薬がかなり強いため、外来ではできないみたいです。

入院スケジュールに関してはこちらを見てくださいね。

大腸がんが見つかり、手術したのが2009年4月1日。

大学病院で治療を始めたのが確かゴールデンウィーク明けだったので5月10日前後だったと思います。

そこから約8ヶ月。トータル9回ほどこの入院による治療を行いました。

11月、12月ぐらいになると副作用による手のしびれは相当なもので、先生的にはもう少し行いたかったみたいですが、限界だと判断し2009年12月で終了することになりました。

=>4年後新たに肝臓への転移が発覚

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