肝臓に転移した癌を取り除く手術をします。
昨日(12月10日)に担当の先生の話を聞いてきました。
家を出たのは7時過ぎ、病院に到着したのが8時15分ごろでした。
先生から血液検査をしてから診察をするように言われたのでいつも通りに採血室に行ったのですが、通常とは違う採血方法でした。
今回採決は
『ICG』といわれているもの。
肝臓には血液にまじっている不純物を取り除く作用があります。その作用を利用して血液の中に体に害のない不純物を入れ、肝臓がどれくらい機能しているかを図る方式でした。
数値が10%以下だったら正常
おおよそ1時間ぐらいかけこの処置を行いました。
11時30分ごろ先生の診察を受けることができました。
自分が今回確認したかったことは3点でした。
1.なぜラジオ波ではできないのか?(3センチぐらいの大きさでも可能と以前言われたことがあったため)
2.7月の時点で処置はできなかったのか?
3.肝臓への再々転移は一般的なのか?
まず「1」についてですが、
ラジオ波の手術はエコーを見ながら、あくまでも手さぐり状態での手術方式になり目で見えない部分まで取り除くことはやはり難しいらしいのです。
今回転移が発覚した場所が、以前ラジオ波でとった癌の近くだったため、ラジオ波で取り除いた部分も含め大きめに切り取ってしまうという判断に至ったそうです。
となると、、前回の手術はラジオ波ではなく外科手術でその時大きめに切り取ってくれたなら・・・・
という気持ちもふと思いました。
「2」について
やっぱり7月の時点ですぐに手術などの判断はやっぱりできなかったとのこと。様子を見る必要性があったためとおっしゃっていました。
次に「3」についてですが、
今回妻に起きたことの方がレアケースであるとのことでした。
通常であればもっと早い段階で転移が見つかるはずなのにここまで順調で来たことがレアだと。
今までの抗がん剤(5FU+アバスチン)に対して抵抗力を持ってしまい、ここにきて大きくなってしまったと判断をせざるを得ない
という感じでした。
最近使われている抗がん剤の薬も10年以内のものばかりなので、しっかりとしたデータはないとのことでした。常に手さぐり状態ってことみたいです。
気になる手術日、そして手術後の治療に関してですが、
手術日は来年1月中旬から下旬にかけて、入院期間は2週間ぐらいになるのでは??
とのことです。
術後の治療に関しては以前行ったことのある
オキザリプラチンの投入。さらに新たな抗がん剤「カンプト」を行うようです。
この副作用はかなりきつく、間違いなく髪の毛は抜けてしまうとのことでした。
さらにアバスチンに代わる「分子標的治療」の実施。
これは効果がある人とない人がいるため、今細胞を調べてもらっている最中です。
今回直接先生に話を聞けて正直思ったのが、
正直今見つかったよかったのでは??
と感じました。
もしこれが仮に抗がん剤をもうしなくてもいいね。後は定期検査だけね
となった場合、
さらに大きな状態。手を施すことができないくらいまで大きくなってしまってい可能性があったのかもと思いました。
また振り出しに戻っただけで、また一歩ずつ踏み出していければいいのかなぁと思っています。
だって生きてくれていることが一番大事なわけですから・・・・
さぁ来年から忙しくなるぞ~!!
2週間の入院。その後2泊~3泊での治療。
家庭の事は僕一人で乗り越えるしかないですね。
がんばるぞ!!
コメント
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始めてコメントします。
今までは見ているだけでしたが、
思わずコメントをしてしまいました。
私もS状結腸がん、肝臓転移で昨年2月に大腸の手術をして
今年の3月に肝臓の手術をして現在に至ります。
私の場合は手術後の抗がん剤は行わずに、定期検査だけにして
状況を見ています。
再発率は60%程度との事です。
定期検査のたびに、かなりドキドキしてます。
再発がわかったらショックだろうなとは思いますが、
これだけ強く支えてくれる人がそばにいれば
大丈夫だろうな!と思います。
他人事ではないので、良い経過を祈念します。
孫星さま
コメントありがとうございます。今は抗がん剤されてないのですね。でも妻と似たような状況で現在お元気でいらっしゃる方がいると非常に心強いです。ふと最悪なことがあまたをちらつくときがあるものですから・・・
妻の場合は来年に手術を行い、その後オキザリプラチン、カンプト等の強い抗がん剤を使用していくようです。副作用があまりでなければよいのですが、、、カンプトに関しては間違いなく髪の毛は抜けると・・・
でも現状をしっかり受け止め前に進むしかないですね。一生懸命サポートしていきます。当面は二週間の入院期間ですね。笑
私の場合は、大腸切除の後は、5ケ月間はFOLFOX(5FU+ロイコボリン+アバスチン)でした。
エルプラッドは7回目で痺れが酷くなり中断しました
その後6ケ月間はFOLFIRI(5FU+ロイコボリン+イリノテロン)+セツキシマブでした。
副作用は強く、脱毛、下痢、吐き気、にきび様湿疹などが出るようですと
聞いてましたが、にきび様湿疹はひどくなり、脱毛はある程度で収まり、爪と指先のひび割れがきつかったです。
ただ腫瘍が小さくなれば手術ができるとのことでしたので、耐えられました。
とにかく頑張ってくださいとしか言えませんが、快方に向かうことを祈念します。
孫星様
ありがとうございます。
昨日今回手術をしてくださる先生と話をしてきました。妻にとってはあまり受け入れがたいことなのかもしれませんが、私自身は前向きにとらえており、今回が最後の手術になるのでは??と思っています。
術後は新たな抗がん剤を投与することを聞いています。詳細が決まりましたらブログに記載させていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。